コスチュームデザインコース4年生(2020年度卒業生)久保李緒さんが、第52回 DAS毎日デザイン賞「ファッション&テキスタイル部門」部門賞(部門の全国トップ)を受賞されました。

卒業制作で1年間をかけて制作した宮沢賢治の世界観を表現した服飾作品シリーズ「春と修羅」のひとつ「KENJI」が部門賞を受賞。同時に応募した、同じく「春と修羅」の中から「修羅No.2」が入選を果たしました。
久保さんはこの受賞により同賞の2年連続での受賞となりました。

幼い頃からの愛読書であった宮沢賢治の「春と修羅」で提示されている「心象スケッチ」という概念を、独自のテキスタイルで構築したコスチューム作品群です。繊維から染色し、大量に手でほぐしながら造形した「春」と「修羅」。
そして「KENJI」は、岩手の宮沢賢治博物館記念館と彼の故郷を訪れた際にご提供いただいた、宮沢賢治直筆の原稿の文字をプロジェクターで壁に投影し、染色したウールで立体的に再現。原稿用紙を表現した綿の衣装の上に重ね、ダンサーの動きと共に空間に浮き上がる文字を表現されています。

久保李緒さん作品シリーズ「KENJI」(シリーズ「春と修羅」より)
久保李緒さん作品「修羅No.2」(シリーズ「春と修羅」より)

また、コスチュームデザインコース4年生(2020年度卒業生)岩﨑萌森さんも、同コンテストに「織 編 結 〜人々と布の交わりについて〜」に入選されました。

フェルト布を線状に裁断、染色し、同じくイメージの色に染色した縦糸と織り上げながら構築していく、織り布でありながら同時に立体的な衣服である作品群です。「織ること」「編むこと」「結ぶこと」という根源的でシンプルな行為だけに絞って、針と糸を使わずに創作される世界観は新たな服飾の創造性を提案します。

岩﨑萌森さん作品「織 編 結 〜人々と布の交わりについて〜」2020年度卒業制作展の様子
岩﨑萌森さん作品「織 編 結 〜人々と布の交わりについて〜」2020年度卒業制作展ショーの様子

お二人とも、おめでとうございます!

■毎日DAS学生デザイン賞ホームページ
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